AppleはiMessageのAndroid版アプリ「iMessage for Android」を開発していると米国のネットメディアが伝えています。すでに精巧な試作版が作られており、Appleの社内でUIなどの検討が進められているようです。(Apple Has Created ‘Detailed Mockups’ of iMessage for Android)
iMessage for Androidの影響は大きい
スマートフォン向けのメッセージアプリが多くある中で、iMessageは存在感を示せていません。テコ入れのためにiOS 10で大幅に刷新されたのですが、Apple製品のユーザーしか使えないことが足かせとなって、iMessageはあまり普及していません。
しかし「iMessage for Android」が出てくれば話は別です。iPhoneとAndroidスマートフォンユーザーをカバーすれば、ほとんどの人がiMessageを使えるようになります。これでようやく他社のメッセージアプリとの競争の土俵に上がることができます。
日本ではLINEが圧倒的に強い状況です。しかしiPhone比率の高い日本で、iPhoneで便利に使えるメッセージアプリ(iMessage)は一定の競争力を持つと思われます。Androidスマホのユーザーともメッセージをやり取りできて、iPhoneやiPad、Apple Watch、Macで便利に使えるiMessageはLINEにとって脅威になると思われます。
“hello again”で発表される可能性は?
このiMessage for Androidは試作段階とされており、今日、明日にリリースされるようなアプリではなさそうです。そのため、もし仮に今晩の”hello again“で発表されたとしても、「2017年春」くらいの発表になるのではないでしょうか。
MacBookの刷新だけのスペシャルイベントは物足りないので、ぜひiMessage for Androidの発表にも期待したいのですが、どうでしょうか、可能性は高くはないものの期待して待つ価値はあるかもしれません