今朝はAirPodsの発売が2017年1月になるというニュースを聞いて嫌な気持ちになったのですが、一方でApple Musicが20%ほど値下げされるのでは?という情報も出ています。こちらはもし本当に実施されれば素直に歓迎です。時期は年末のホリデーシーズンからとのこと。
個人は780円、家族プランは1,280円?
複数の音楽配信サービス関係者をソースとしてDigital Music NewsがApple Music値下げの情報を伝えています。その記事によれば、値下げ幅は20%となっており、日本での価格もそのまま引き下げられるなら980円の現行料金が780円程度まで低下する可能性があります。
家族共有の場合も同じく200円値下げされて1,280円と設定されそうで、料金的には一段安くなったという印象です。安くなったことで、これまで加入を見送っていたユーザー層の加入促進にもつながるでしょう。また9月末から始まった無料音楽配信サービスSpotifyとも日本で競争が始まっており、顧客確保も値下げの狙いになっていると考えられます。
値下げは年末から、一時的?それとも恒久的?
Apple Musicの値下げは年末のホリデーシーズンのキャンペーンの一環として行われるようです。この期間に加入したユーザーは無料期間終了後に値下げ後の月額780円でApple Musicを利用できるようになります。既存ユーザーも同時期から値下げとなるようですが、これまでに支払った料金との差額は返金されないとのことです。
この値下げが期間を区切った一時的なキャンペーンなのか、それともこれからずっと続く料金プランなのかは現時点では不明とされます。ただ情報源となっているDigital Music Newsは恒久的な値下げの可能性を指摘しています。
AmazonやSpotifyとの音楽配信サービス市場での競争がApple Musicの値下げという副産物をもたらしました。健全な競争は消費者にとってメリットになることは間違いありません。ただ配分を受け取る側の音楽レーベルはどのようにこの値下げを受け止めるのでしょうか。もうしばらく音楽配信市場は流動的な状態が続きそうでうす。