昨年12月6日から日本でも販売が始まったAmazon dashボタンですが、僕も早速いくつか購入して便利に使っています。そしてこのボタンのおかげで初めて”Iot (Internet of things)”を実感することができました。
“Iot”言葉だけは知っていた
ここ数年”Iot“という言葉を耳にする機会は増えています。しかし言葉だけが先行して、実際に生活がどう変わるか、どう便利になるかを具体的に提示した製品はあまり出ていない印象でした。その”Iot“がAmazon dashボタンの登場で一気に身近に感じられるようになりました。単純なボタンがインターネットにつながっているだけで、それこそ生活が便利になりました。
Amazon dashボタンはボタンを押すと登録された商品をAmazonに注文するだけの製品です。Amazonへの注文はPCからもiPhoneからもできますが、「あ、買わないと」と思った時にすぐ注文できるボタンは非常に便利です。PCを立ち上げたり、スマホでアプリを起動する必要はありません。僕もまだ数回しかボタンをしてませんが、押すごとに便利さを実感しています。
dashボタンはカスタマイズ可能
Amazonはdashボタンと同形状のボタンを開発者向けに限定的に販売しています(利用は米国のみ)。またdashボタンを非公式な方法でカスタマイズする方法も各方面で試行されています。ボタン一つでタクシーを呼ぶ、ピザを注文する、出退勤を記録する、照明をつける、カーテンを閉めるなどが可能とされています。
ただ”Iot”では一連の操作のトリガーはボタンに限られません。デスクの一番上の引き出しの鍵を開閉することで出退勤を記録することも可能になるでしょう。冷蔵庫内のセンサーがビールのストック減少を感知して注文を出す未来も近そうです。ホームアシスタント端末もこれら操作のハブになるでしょう。Amazon dashボタンで実感した利便性のおかげで、一気に”Iot”が具体的にイメージできるようになりました。
Appleもこの流れに乗り遅れることはないでしょう。2017年はこの分野でのAppleの動きにも注目したいと思っています。