Appleは3月にスペシャルイベントを開催し、iPadの新モデルとiOS 10.3のお披露目、iPhone SEのストレージモデル追加、Apple Watchの新しいバンドを発表する。そんな噂がまことしやかに流れていたのですが、全ての根底となる「スペシャルイベントの3月開催」説の雲行きが怪しくなってきました。
iPad Pro(9.7インチ)のマイナーチェンジのみ?
米国のApple関連の情報を扱うメディアが来週20日から24日の間にAppleが新製品を発表すると報じ、その情報を受けてネットメディアの多くはiPadの新モデルが発表されるのではないかと予想しています。僕もこのタイミングで発表されるならiPad以外はあまり考えられないと思うのですが、問題はその発表方法です。
iPad Proの新モデルがスペシャルイベントで発表されるとすれば、すでにメディアや関係者にイベントへの招待状が発送されているべき時期なのですが、まだそのような動きはありません。またイベント関連の情報が漏れていないのもスペシャルイベントが開催されないのでは?との予想に説得力を与えています。おそらく噂の新商品はWebサイトを更新ることで、ひっそりと発表されるのではないか(要するに発表される商品はマイナーモデルチェンジにとどまる)すと見られています。
このタイミングでイベントが開催されないなら、もう今年は3月の新商品発表イベントは開催されない、という流れができつつあります。ただAppleは前回のイベント(Touch Bar搭載のMacBook Proを発表)では開催1週間前に告知しています。今日、明日中に何らかの動きが起こる可能性もまだ残ってはいます。
iPadの進化には常に期待
今回、3月のタイミングではiPad Pro(9.7インチ)だけの更新だったとしても、iPadの大幅な進化は次のタイミング(10月)に希望を繋いでいいと思います。iPad Pro(7.9インチ)やベゼルレスiPad、より購入しやすい価格になったiPad Airなどが期待されていますが、この期待は3月のスペシャルイベントがなくなっても消えるものではありません。
Appleの業績を見ると、iPadの販売は不調を極めています。タブレット自体の立ち位置が未だに鮮明になっていないことも影響していそうですが、それを打ち破れるような新製品が必ず登場すると思います。またGoogleやAmazonが開発を進めるホームアシスタント端末への対抗機種はAppleのラインナップで言えばiPadになります。この競争を優位に進める上でもiPadの高機能化と普及は不可欠です。
3月にスペシャルイベントが開催されないとしても、Appleは必ずiPadを画期的な製品へと進化させてくれる、はずです。単なるファンの希望ですが、iPadは本当にいい製品なので、それをさらに進化させることには大きな意義があります。お願いします。