アジア圏のサプライヤー周辺情報から独自のiPhoneネタを提供する「NIKKEI ASIAN REVIEW」が興味深い情報を出しています。情報によるとサムスンがAppleから7,000万枚のOLED(有機EL)ディスプレイを受注したとされ、時期的にiPhone 8用の調達と考えられています。
iPhone 8は強気の生産計画?
このAppleによる年内7,000万枚(最大9,500万枚)のOLEDディスプレイの調達という情報が本当だとすれば、iPhone 8はかなり強気の生産計画が立てられていると考えられます。2016年の9月から12月に販売されたiPhoneの総数(SEや6sなども含む)が7,829万台だったことを考えると、iPhone 8だけで7,000万台の販売を見込むとすればかなり大きな数字になります。
iPhone 8はプレミアムモデルとして販売されるという情報もあります。もしプレミアムモデルだけで7,000万台の販売を目論んでいるとすれば、これはかなり強気の計算だと考えられます。なお前述の「NIKKEI ASIAN REVIEW」の情報では、この7,000万枚のOLEDディスプレイは一気に出荷されるのではなく、徐々に出荷される総数である可能性もあるとしています。
本当にプレミアムモデルなのか?
次期iPhoneについては情報が錯綜しています。通常の4.7インチ、5.5インチモデル(iPhone 7s)とプレミアムモデルとしてOLEDディスプレイを搭載したiPhone 8が登場するという情報が多く出回っています。しかしこのプレミアムモデルだけで7,000万台(もしくはそれ以上)の需要を想定するのはかなり難しい気もします。
もしかしたらプレミアムモデルとしてではなく、通常のiPhone 7sやiPhone 7s PlusがOLEDディスプレイ搭載で全画面液晶となるのかもしれません。プレミアムモデルは価格が1,000ドルを超えるとの情報もあり、そのような高価格スマホが飛ぶように売れる時代でもなくなっています。もし7,000万枚のOLED調達が本当なら、プレミアムモデルという存在も怪しくなる気がします。