iMessageとGoogle Mapで「現在地」を共有する方法

Google MapのiOSアプリがアップデートされ、iMessageを使った現在地共有に対応しました。iMessageを利用しているユーザー同士ならGoogle Mapの機能を使って簡単に現在地を伝えることができるようになりました。

現在地情報の共有は簡単

まずGoogle MapのアプリをiMessageに対応した「4.30.0」にアップデートします。アップデートが完了すれば、すぐにiMessageから利用できます。

iMessageのメッセージ入力欄の隣にあるアプリマークをタップして、左下に表示される4つの楕円マークをタップするとiMessageで使えるアプリ一覧が表示されます。そこからGoogl Mapを選択すると現在地が表示されます。

現在地画面で紙飛行機のマークをタップすれば送信準備完了です。その後に通常のメッセージを送信するのと同じくメッセージを入れて相手に送ります。相手がGoogle Mapのアプリをインストールしていなくても(アプリをアップデートしていなくても)位置情報の共有は可能です。

また受信した位置情報はApple WatchMaciMessageでも確認可能です。この機能を使えば、「遅れてごめん!今ここにいる!もうすぐ着く!」ってメッセージに切迫感を出せそうです。

あとはiMessageの普及だけ

iMessageは今回のGoogle Mapの対応以外でも、進化をつづけています。絵文字やステッカーの送信、各種効果付きのメッセージ送信など、幅広いコミュニケーションが可能となっています。しかし大きな問題となっているのがiMessageを使えるのがApple製品のユーザーだけという点です。

日本にあるスマホの約半分にiOSが搭載されていますが、言い方を変えると半分のスマホではiMessageは使えません。メッセージアプリのライバルであるLINEはAndroid端末にも対応しており、その点だけでもかなり優位に立っています。はっきり言ってしまえば、約半分のスマホユーザーが使えないメッセージアプリ(iMessage)は使い物になりません

いくらGoogle Mapが対応して便利になったとはいえ、iMessageが今以上に普及するにはiMessage for Androidの登場が不可欠です。