AppleはApple Payの利用促進を図る「新生活をはじめよう。」キャンペーンを実施中です。多くのクレジットカードがApple Pay利用でポイント還元を強化しているほか、店舗での利用で特典のつくキャンペーンも実施されています。なかでも、すき家は主要メニューを1会計につき1品70円引きにする、割引率の高いキャンペーンを実施中です。
牛丼1杯280円から
今回のApple Payのキャンペンではクーポンの提示とApple Pay(Suica、iD、QUICPay)の利用ですき家のメインメニューが70円割引となります。現在すき家では牛丼の並が350円で販売されているので、割引後は一杯280円となり、一頃の牛丼激安時代の価格まで下がります。ただこのキャンペーンは今週の金曜日14日(朝8時)までとなっています。
割引率の高いキャンペーンなので、利用者としては長く続けてもらいたいのですが、もうすぐ終わってしまいます。ただこのキャンペーンですき家ではApple Payが使えるという認識が広がったとすれば、そのことで多少の集客拡大につながる可能性はあります。Apple Payの使える牛丼店、使えない牛丼店が並んでいれば、僕は使える方に入るでしょう。会計は楽で早いのが一番です。
ファストフードにもApple Pay(電子マネー)は普及
現在、Apple Payが利用できるファストフード店は限定的です。牛丼チェーン大手の吉野家は電子マネー決済ができず、最大手マクドナルドは現在はiDのみ利用可能という段階です。ただマクドナルドはこの夏から店頭の端末を更新してApple Payにも対応すると報じられています。この流れが他のファストフード店にも広がれば、Apple Payの利便性も向上するはずです。
すでに生活のあらゆる部分で利用可能になったApple Payが今後どこで使えるようになって、どういう用途に発展していくか、かなり興味深いところです。ぜひ決済サービス以外の用途にも拡大してもらいたいのですが、それにはSuica側の対応が鍵になりそうです。JR東日本がApple Payとの連携をきっかけに、Suicaの用途をさらに広げる方向に進んで行ってもらいたいと思っています。