iOS 10.3 beta6を開発者向けにリリース 正式版の公開直前か?

本日未明、Appleは開発者向けにiOS 10.3 beta6をリリースしました。前回のbeta5リリースからわずか5日でのリリースであり、さらに6回目の更新ということで正式版のリリースが間近に迫っていることが伺えます。

beta6

スペシャルイベントがあるのか、ないのか

beta6の登場でiOS 10.3はいつ正式版がリリースされてもおかしくない状態になりました。仮にAppleがスペシャルイベントを例年通り開催するなら、そのイベントの直後からダウンロード可能になるはずです。しかしここにきてAppleがイベントを開催さいしない可能性も指摘されるようになっており、その場合は来週前半にもiOS 10.3がリリースされると予想されます。

macOS

ちなみにAppleは過去の例を見ても1週間前にはイベント開催の告知を行ってきましたが、現時点でイベント開催についての公式発表がないところを見ると、来週中の開催は考えにくくなってきました。もし来週にイベントがあるとすれば、今晩(から明日未明)に告知が出るのが日程的にギリギリです。

僕としてはイベント開催を楽しみにしているのですが、Appleの意向は蓋を開けて見ないとわかりません。もし3月に開催されなければ、4月という説もありますが、このまま6月のWWDCまで何もない可能性も出てきます。それは少し寂しいので、やっぱり3月のイベント開催に期待したいと思います。

iOS 10.3の新機能は?

まもなく正式版がリリースされるiOS 10.3は当初考えられていたほどの大幅なアップデートにはならなさそうです。AirPodsを探すの搭載が機能面での大きな更新になりそうですが、それ以外はSiriがインドのクリケット情報に対応する、マップで天気予報が使えるようになる、といったマイナーアップデートが中心になりそうです。

find my airpods

MacRumorsより

ただユーザーが意識しなくてもいいポイントでは大きな変化もあります。まずファイルシステムがiOSでもAFS(Wikipedia)に対応するようです。僕のような一般ユーザーにはピンとこないのですが、どうやら画期的な変化のようです。またiCloud内にあるユーザーの情報がSiriなどの機能向上に利用されるようになります。

iCloud

iCloud内の情報は個人情報・プライバシーの塊なので利用を拒否できる設定にはなっていますが、協力する人が多ければ多いほど、Siriなどの機能向上速度が上がりそうで、情報漏洩への不安以上に期待しています。

これら新機能が搭載されたiOS 10.3はおそらく来週前半には正式版がリリースされるでしょう。そのタイミングがイベント終了後なのか、イベント開催がなく通常通りのリリースなのか、そこには注目したいと思います。

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