10.5インチのiPad Proはすでに量産中?? 情報源は「DigiTimes」ってのが…

Apple関連の情報を飛ばし気味に報じる台湾の「DigiTimes」がベゼルレスとなる10.5インチiPad Proの量産がすでに始まっていると報じています。同メディは一貫して5、6月に10.5インチiPad Proの発表を報じていますが、その信ぴょう性はどのくらいなのでしょうか。

メディアとしては飛ばし気味の感

Appleの新製品に関する情報は大きな注目を集めます。そのためネットメディアを中心にスクープ合戦になっていることは否めません。ときには怪しい情報不確かな情報が出回ることもあります。多くの場合、怪しい情報は台湾や中国のサプライチェーン周辺から出てくるのですが、今回DigiTimesが伝えている情報もサプライチェーン(台湾のメーカー)からの情報です。

同メディアは今年の初め頃から3月に1モデル、5月or6月に2モデルのiPadが発表されると報じていました。確かに3月に1モデルが発表されるとういう情報は正確でした。しかし昨年は6月に13インチ、15インチのMacBookが発表されるとの情報を同じくサプライチェーンからの情報として伝えていましたが、既に知られているように、この情報は大外れとなりました。

また2016年3月には4Kディスプレイ搭載のiPad Air3が発売されるとも報じています。これもガセ情報でした。どのような過程で同メディアに情報が伝わるのはか不明ですが、DigiTimesの情報には不正確なものも混じっていることは事実です。さて、今回はどうなのでしょうか。

既に3月から生産開始?

DigiTime10.5インチiPad Proは既に3月から生産が始まっていると報じています。しかし最近の傾向かからすれば、ここまで情報が漏れてこない形でAppleの新製品が製造されるというのは稀です。最近のApple製品は設計図から始まり、モックフロントパネル微細な部品まで様々なものが製造工程から流出します。

全く新しいデザインのiPadが1〜2ヶ月前に量産体制に入ったにもかかわらず、ここまで情報が出てこないのは珍しいと言っていいでしょう。この状況も今回のDigiTimeの情報の信ぴょう性を低くしているような気がします。僕自身、iPadの進化には大いに期待しているのですが、6月にベゼルレス10.5インチiPad発売という情報はあまり信用していません。