Appleは現地時間5月1日午後2時から2018年1月から3月の業績(第2四半期)を発表します。注目はiPhoneの販売台数になるのですが、それ以外にも期待したい発表がいくつかあります。
iPhone Xの販売台数は?
2018年に入ってiPhone Xの生産台数が当初の計画よりも大幅に縮小されたというニュースが多くなりました。単価の高い製品として、iPhone全体の売上高を牽引しているiPhone Xですが、販売台数は思うように伸ばせていないのではないかという推測が出ています。おそらく業績発表で公表される数字でこの推測の正否が確認できるでしょう。
Apple Watchの販売台数が好調という情報も多くあります。Apple Watchの販売台数はなぜか公表されませんが、その他のカテゴリー(Apple TVやiPod、アクセサリー類の販売も含む)の数字の伸びで判断することはできます。このカテゴリーの成長力と業績全体への影響度合いは注目に値するでしょう。
HomePodとiPhone SE 2
5月に発売と一部で噂になっているiPhone SE 2ですが、例年Appleは5月には発表イベントを開催しません。今年もその兆候はなく、次の大きなイベントは6月のWWDCとなります。仮に5月にiPhone SE 2が発表・発売となるなら、第2四半期の業績発表の席で何らかのアナウンスがある可能性もあります。また直接的な言及がなくても、第3四半期(4月から6月)の業績予測が、iPhone SE 2の発売を示唆する可能性もあります。
HomePodの展開についても何らかの言及があってもおかしくはありません。この製品も当初の見込みより売れ行きが悪いとされており、アナリストから現状や事業計画についての質問が出てもおかしくはありません。ここで現在のアメリカ、イギリス、オーストラリア以外の国での発売について、具体的な言及があればと期待しています。ちなみにHomePodは日本で技適を取得しており、発売国が広がることは確実です。
Appleの業績発表は日本でもライブ聴取可能です(Investore Relations)。ただイベント的な要素は一切なく、音声だで淡々と業績が発表され、アナリストの電話での質問に答える派手さのない中継です。