決戦は金曜日 各社iPhoneプラン、キャンペーンの注目点

いよいよiPhone 5cの予約が間もなく開始されます。13日金曜日午後4時からインターネットやキャリアショップでの予約受付となりますが、それを前に各社iPhone用の料金プランやキャンペーンを発表するでしょう。

iPhone 5の時はKDDIとソフトバンクが牽制しあって予約開始時間直前まで料金プランなどが発表されませんでした。これは不評だったので、おそらく今年は改善されるでしょう。少なくとも午後3時くらいには発表して欲しいものです。

そして、この料金プラン、キャンペーン競争の注目点はやっぱりdocomoです。docomoが料金をどのような料金設定にするかで3社間競争の形は変わります。他2社と横並びを意識するのか、それとも独自の高めの価格設定で押し切るのか、また「Xiデータプラン ライト にねん(3GBまで3,980円、2GB超過ごとに2,680円)」をiPhoneにも適応するのかも注目です。

docomoが独自の2社と価格競争を避けた場合、KDDIとソフトバンクが価格競争を仕掛けることで契約獲得競争を優位に進める可能性も出てきます。またライトプランを導入した場合、文字通りライトユーザーを根こそぎdocomoが奪ってしまう可能性もあります。もしライトプランが発表されれば、KDDIやソフトバンクは後追いする必要があるでしょう。

KDDIではiPhone 4S, iPhone 5ユーザーへの乗り換え促進策も注目です。現在利用されているiPhone 4SはKDDIが目指す2GHz帯の完全LTE化には障害になります。なので、なんとかLTE対応端末への乗り換えを進める必要があり、4Sユーザーには一定の優遇策がとられることは間違いないでしょう。またiPhone 5については「わかりにくい」エリア宣伝で悪化した評判を挽回するため、に買い替え優遇(クーポンでの割引)があるでしょう。既に5,000円分の割引クーポンは多くの人に送付済みで、この優遇金額がさらに増えるのか、それともこのままなのかでKDDIの契約者の増減は大きく変わると予想されます。

僕のところに送られてきたKDDIの機種変クーポン(の案内)

ソフトバンクは今回のiPhone 5c/5sで話題になることが少ないキャリアになってしまいました。これは同社にとって致命的であり、なんとか消費者の注目を集める必要があるのは確実です。簡単に料金引き下げや下取り価格の積み増しなどで対応することで話題集めも可能ですが、僕は孫社長のもっと大胆な施策に期待したいです。沈黙を続けるソフトバンクですが、なにかサプライズがあるとすれば明日の料金、キャンペーン発表の場だとは思います。ある意味ソフトバンクに一番注目しています。