【追記】交渉が妥結したようで、配信が再開されています
今日、Amazonなどでオンデマンド配信という形で大ヒット映画「アナと雪の女王」の先行配信が始まっています。しかし配信プラットフォーム一覧の中にiTunesの名前はありません。
国内で動画配信している主だったプラットフォームは全て含まれています。携帯電話のキャリア系サービスでもビデオパス(au)やdビデオ(docomo)が含まれており、iTunesが含まれていないのはかなり不自然です。
そしてよく見るとプラットフォーム一覧の中に「iTunesにおけるディズニー関連作品オンデマンド販売停止のお知らせ(リンク切れ)」なるリンクがあります。リンク先の告知によるとiTunes社(日本国内のiTunes業務を担当する企業)とウォルト・ディズニー・ジャパン社が条件面で合意に達することができず、iTunesでの配信業務を停止したとあります。
非常に残念です。どの条件で揉めたのか外からは図りかねますが、Appleの報酬分配の原則を曲げないiTunes社と他社との兼ね合いを考えたウォルト・ディズニー・ジャパン社が折り合えなかったのかもしれません。
この決定はすぐさまiTunesでの映画配信の競争力を落とすことには繋がらないかもしれません。しかし、将来的にはボディーブローのように効いてくることは間違いないと思います。Appleとディズニーの両方のファンとしてぜひ落としどころを探って配信の再開を目指していただきたいと思っています。