サムスンが発表した最新のGalaxy S8,S8+は斬新なデザインと数々の新機能の搭載で前評判のいいスマートフォンとなっています。しかし半年前に発売されたiPhone 7 Plusも負けていません。Galaxy S8+とほぼ同じサイズのiPhone 7 Plusのバッテリー持続時間を比べると、iPhone 7 Plusが優っているようです。
iPhone 7 Plusが9時間、Galaxy S8+が8時間
phone Arenaが実施したバッテリー持続時間のテストでは半年前の機種であるiPhone 7 PlusがGalaxy S8+を上回ったと報じられています。同社の標準環境下で、iPhone 7 Plusは9時間5分、Galaxy S8+は8時間のバッテリー持続時間を記録しました。
iPhone 7 Plusのバッテリー容量は2,675mAh、Galaxy S8+は3,500mAhとされ、この容量差にもかかわらず、これだけの差がついたということは、iPhoneのハードとソフトの連携の良さが際立った結果と分析されています。他の機種と比べるとGalaxy S8+の結果も全く悪いものではありません。これだけ大きなディスプレイを長時間利用できるバッテリー性能は優秀だと言えそうです。ただそれはiPhone 7 Plusには及ばなかったというだけです。
バッテリーの信頼性を回復できるか
Galaxyにとって、持続時間よりも重要なのがバッテリーの信頼性です。すでに地に落ちたと言っても過言ではないGalaxyのバッテリーに関するイメージですが、これは一歩一歩回復させていくしかないでしょう。無理に持続時間を伸ばすために大容量のバッテリーを詰め込むことは却って安定性を損なう原因になりかねません。
Galaxyは安定性を優先して、iPhoneよりもバッテリーが持つというセールスポイントを放棄したのかもしれません。今、Galaxyが置かれている状況を考えればこの選択は正しいと思います。簡単な充電方法(Galaxyの場合は無線充電)の完成度を高めれば、バッテリー持続時間へのユーザーの不満は減ります。Galaxyはバッテリー容量を増やして持続時間を伸ばすよりも、そちらを優先して利便性を向上させていった方がいいと考えます。