今朝、早起きしてネットをみていると、技適情報でいつも参考にさせてもらっているサイト「blog of mobile」に非常に興味深い予想が載っていました。「技適から推測する次期iPhone、2モデル用意でWiMAX 2+/AXGPやAPT700の対応は確実か」という記事で次期iPhoneの対応周波数に関するものですが、根拠もハッキリしており、可能性の高い予測だと思います。この記事の中で、次期iPhoneではAXGP/WiMAX2+への対応が予想されています。ではこの対応でソフトバンク、auのiPhoneはどう変わるのでしょうか。
まずソフトバンクにとっては悲願のAXGP対応となります。国内的な意味でいえば都心部での混雑緩和、広範囲での最高速度下り最大110Mbpsの実現が大きなメリットでしょう。これまでスピード競争ではドコモ、auに遅れを取ってきましたが、ようやく100Mbps超のエリアを全国で展開できるようになります。人口カバー率(役所方式)で90%超のエリアが下り最大110Mbpsとり、スピード競争で実質的に2社に肩を並べることになりそうです。なによりソフトバンクグループが牽引してきた技術がiPhoneに採用され、今後世界に広がっていくことにも大きな意味を感じます。
AXGPはエリアで一日の長あり |
一方でauにとってもWiMAX2+の対応は非常に大きな意味を持ちそうです。現時点でWiMAX2+のエリアは大都市中心部に限られますが、9月末にはその周辺、全国の政令指定都市中心部あたりまで拡大するでしょう。キャリアアグリゲーションと2.1GHz帯単独の100Mbps超のエリアを含めて、auが提供する殆どのLTEエリアが超高速LTEのサービスエリアになりそうです。さらにいえばWiMAX2+は加入者がまだ少なく、次期iPhone発売からある程度の期間はカタログスペックに近いスピードが出そうです。
WiMAX2+は拡大に期待 |
両社ともにiPhoneが対応対応することでかなりのメリットとなりそうです。