近々発表されると言われているauの新料金プランですが、これも他社と同様に定額通話プランを組み込んで、料金的に横並びになると予想されています。正直、auが料金的に攻めてくる可能性は低く、諦めというか、期待していないというか、あまり楽しみにはしていません。
しかし新料金プランの発表はVoLTEのサービス発表と同時期にするとの発言があり、僕としてはVoLTEの発表の方に注目しています。利用者側のメリットがそれほどないといわれいるVoLTEですが、高音質通話や通話・高速データ通信の同時利用などドコモはVoLTEの発表時にメリットを紹介しています。
ただ現時点では同一キャリア内のVoLTE端末同士でかつ両端末がLTEエリア内にいるときのみのサービスとなっており、VoLTEはかなり制約の多い印象です。この制約はキャリア側の設定に依存する部分もあり、auがどのように調整して実装してくるかに注目しています。
理想としてはVoLTE対応機種→固定電話、他キャリアVoLTE対応端末へは高音質通話が可能になって欲しいところです。また他キャリアの対応端末とのビデオ通話など付加価値の高いサービスにも期待します。あとは2014年夏モデルはアップデートによってVoLTEに対応してくれば、サービス開始と同時にある程度の対応端末が出てくることになりそうです。
さらに欲を言えば、iPhone 6がVoLTEに対応して、ドコモ、ソフトバンク、auで9月、10月には百万台単位で対応端末が出回ることです。もしiPhoneが対応すれば年度内には数百万台規模のVoLTE対応端末が出回ることになり、VoLTEの恩恵を実感する回数も増えそうです。多くの端末がVoLTEに対応するには数年単位の時間が必要ですが、そのスタートダッシュと言う意味でiPhoneの対応に期待します。