そういえば「ワイモバイル」ってどうなったんだ?

ソフトバンクの迷走を象徴づける出来事となったのがワイモバイルのヤフーへの売却騒動です。一旦、大々的に発表し、今後のシナジーを強調したにもかかわらず、あっさり撤回してしまいました。もともとの計画ではイー・アクセスとウィルコムが合併し、合併後にワイモバイルと名称を変更した上でヤフーが買収するというストーリーでした。

ヤフーに買収された暁には、ヤフーのインターネット事業とワイモバイルの通信インフラ事業との協業が計画されていました。これはAmazonもGoogleもAppleも踏み込んでいない事業分野(事業の組み合わせ)であり、僕も期待はしていました。

しかし買収中止を受けて計画は全ては白紙に戻っています。

現状、イー・アクセスとウィルコムの合併は6月1日に完了しています。しかし社名は存続会社のイー・アクセスのまま。ヤフーとの提携事業も依然として発表されていません。将来的にワイモバイルへと変更するとされていますが、これもまだ予定は未定というところでしょう。また社長もイー・アクセス時代のエリック・ガン氏が留任していて、体制はほぼ現状維持のままです。

ヤフーによる買収がなくなったことで、ソフトバンクグループの一翼を担って、割安価格帯のスマートフォン販売へと進むのかとも考えました。しかしソフトバンクの定額通話プランが出てきても、特にイー・アクセスからの新プランの発表はありません。ソフトバンクが5000円以上の月額プランをカバーし、イー・アクセス(ワイモバイル)が3000円程度のプランをカバーと予想していたのですが、未だに見える動きがありません。

ソフトバンクがiPhone販売、イー・アクセスがAndroid端末という棲み分けも面白いとは思うのですが、現時点でどこを目指しているかはっきりしません。イー・アクセス(ワイモバイル)はどこに進んでいくのでしょか。ちなみに現在もYahoo! JAPAN内でワイモバイルの事業案募集が行なわれています。なんだか虚しい募集です。

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