本日未明に発表されたiOS8ですが、基調講演では触れられなかった新機能がたくさんあります。その一覧は下の写真のように、タイトルだけが記されています。
この一覧の中に「Wi-Fi calling」の文字がみえます。Wi-Fi callingは読んで時のごとく、Wi-Fiネットワークを利用して電話を受ける、かける機能です。モバイルネットワークの電波が弱い時、Wi-Fiに繋がっていればいつもの電話番号で電話がかけられる機能です。
このサービスは既にT-Mobile USで採用されいており、GALAXY S4などでも使えるようです。その機能がiOS8をインストールすることでiPhoneにも解放されるようです(Welcome to Wi-Fi Calling! iOS8の対応を受けて発表されたT-Mobileのプレスリリース)。既存の番号を使い、追加の料金は不要(通話プランに含まれる)となっており、T-Mobileの電波の弱い場所でも通話やメッセージの送受信が可能になっています。
しかしAT&TとVerizonの大手2社はVoLTEへと向かっています。大手2社のVoLTEに対応せず、Wi-Fi callingにだけ対応ってのはありえるのでしょうか。僕はiOS8と次期iPhoneの組み合わせはVoLTEにも対応していると考えます。iOS8の発表でその機能が公表されなかったのは既存iPhoneが対応していないからであり、VoLTEは次期iPhoneの目玉機能の一つになるのではないでしょうか。そしてこの機能はもちろん日本でも使えるようになるはずです。
もう少しβ版iOS8の解析が進むとVoLTE対応の有無がはっきりしそうです。