去年のiPhone 5s/5c発売直前、ソフトバンクの宮川氏が「2014年4月からプラチナLTEを開始」としたので、どこから始まるのか、本当に始まるのかの、一部ファンにウォッチされていました。しかし5月2日時点の免許情報が公開され、中心周波数955MHz(プラチナバンドでの10MHz幅LTE)の免許数が0であることが確認されました(検索結果)。
既に5月の上旬に開催されたソフトバンクの決算説明会で「夏に開始」と延期が明言されましたが、免許情報でも遅延が確認された形です。
プラチナLTEについては、かなり難航しているのでは?という情報もあります。孫社長は何があっても「予想以上に順調」というスタンスを崩しません。既に遅延が危惧されていた去年の10月ころも「予想以上に順調」と強調しています。もし順調だと4月からの開始が遅れることは無いと思うのですが、それでも今年の5月にも「予想以上に順調」と発言し、実情がわかりにくくなっています。
次期iPhoneでは高速LTE競争とエリア競争が焦点になるはずで、そこでプラチナLTEの展開が遅れればソフトバンクにとっては大きな不利です。その不利をどのように乗り越えるのか、孫社長の手腕に注目しています。