先週15日にドコモとauから発売されたGALAXY S5ですがBCNランキングでもドコモ版がトップとなるなど好調なスタートを切ったと言っていいでしょう。製品としてネット上の評判もまずまずで、iPhoneに対抗するAndroid勢を引っ張る存在になったことは間違いないでしょう。
サムスンはGALAXY S5は発売前から、全国の家電量販店にGALAXY SHOPを設置し、また発売と同時に同SHOPでお試し貸し出しサービスも実施しています。これら活動は地味ではありますが、日本市場でのGALAXYの定着を目指して一歩一歩進んでいる印象です。
またiPhoneがゆっくりと取り入れる傾向にある最新通信技術の導入もGALAXYは積極的です。5月発売でいち早くVoLTEに対応しており、またau版はキャリアアグリケージョンへも対応しています。画面の大型化もiPhoneよりも先んじており、防水や防塵にも対応しています。幅広いメリットをカバーしてなんとかiPhoneの牙城に切り込もうと、あらゆる手段を尽くしている印象です。
iPhoneにはこれまで積み重ねてきたブランド力やMac、iPadとの連携という強みがあり、すぐにGALAXYが追いつく状況にはないでしょう。しかしその差は着実に狭まってきている印象です。これから携帯関連の大きなイベントは春のGALAXY新モデル発売と秋のiPhone発売の2本立てになっていくのではないでしょうか。