今日の東京株式市場の取引終了直後、残念なニュースが飛び込んできました。「イー・アクセス株式会社の株式の取得(子会社化)の中止と今後の協業および業績予想の修正に関するお知らせ(PDF)」。ソフトバンクの社長が決算報告会で「ヤフーの宮坂社長が弱気なことを言っている」と冗談めかして発言していましたが、それが現実のものになった感じです。グループ内での株式移動であったため、売却・買収金額について嫌疑が有ったのも確かです。もしかして、発表の理由は建前でその嫌疑が問題になったのかもしれません。
しかし原因はどうあれ、ヤフーとイー・アクセスの経営統合が白紙になったのは事実です。これは残念です。サービスと通信を同時に提供する企業はありません。GoogleもAppleもAmazonもその事業領域には踏み込めていません。それにヤフーが果敢に攻め込む、として僕は期待していました。ヤフーのサービスは依然として国内では競争力を持つ分野も多くあります。それと通信サービスがどのように有機的に結びつけられるか、楽しみにしていました。
ヤフーの株価は買収発表後から大幅に値を下げていました。投資家は楽観的に見ていなかったのでしょう。その株価下落に対して、ヤフーとソフトバンクが「買収中止」で答えたのかもしれません。これで株価が回復すればいいのですが、、、