Appleの業績見込みは「例年通り9月にiPhoneの新モデル発売」を示唆

Appleは本日の早朝、2017年4-6月期の決算を発表しました。この発表では予想以上の収益が確認され、Appleの株価は時間外取引で大きく上昇しています。そしてもう一つ注目されていた業績見込みは「7-9月期は前年同期比で5〜10%程度の売上増」と発表しました。

aapl

売上拡大が意味するところは

Appleの7-9月期決算では9月中旬に発売される新モデルのiPhoneによる収益が大きなウェイトを占めます。もし9月中にiPhoneの新モデルが発売にならなければ、昨年(iPhone 7は9月16日発売)の水準を上回ることは難しいでしょう。今回の5〜10%増加という強気の予測は9月にiPhoneの新モデルが発表されることを示唆するものと言えそうです。

iPhone8

iDrop Newsより

ただ新モデルがiPhone 7sなのかiPhone 8なのかはまだ不明です。iPhone 8は発売が11月以降、遅くなる場合は来年という予測も出ています。とは言えiPhone 7とそれほど大きくデザインの変わらないiPhone 7sが前年比5〜10%という売上を作ることができるかと言えば、少し心許ないものがあります。Appleの業績見込みからはiPhone 8が9月中に発売される可能性が滲み出ているように見えます。

Touch IDでは妥協?

iPhone 8で最も注目されていたTouch IDの設置場所は、当初有力視されていたディスプレイ内への埋め込みから非搭載もしくは電源ボタンへの搭載という可能性が高まっています。ディスプレイ内に埋め込んだセンサーの精度や反応速度にAppleは満足できなかったのかもしれません。本当ならディスプレイ内への搭載がスマートなのですが、そこでは妥協があった可能性が高くなってきました

iphone8

しかし、その妥協の結果、例年通り9月にiPhoneの新モデルとしてiPhone 8が発表・発売されるとすれば、それはそれでよかったのかもしれません。まだはっきりしないiPhone 8の情報ですが、これがどのような性能なのか、どんな機能を搭載しているのか、正確な情報は9月の発表イベントを待つ必要があるのかもしれません。

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