iPhone Xは上部に表示面の凹みがあるため、ツールバーの表示スペースが減っています。これまでのiPhoneだと電波状態、キャリア名、接続種別、時刻、画面回転ロック、Bluetooth接続、電池残量、電池マークなどが表示されていましたが、iPhone Xでは時刻と電波状態、接続種別、電池マークだけに簡略化されていますが、簡略化されたのはこれだけではありません。
テザリング時の表示はスッキリ
これまでのiPhoneではテザリングを利用時、ツールバー全体の色が青くなって利用中であることを示していました。表示は目立つのですが、目障りだったのも確かです。しかしiPhone Xでは表示領域の中央に凹みがあるためこの表示ができません。iPhone Xでは上記写真のように時刻表示の周辺が青色になるだけになりました。
目障りな青い帯が表示されず、スッキリしました。表示がスッキリしただけでなく、操作中に不意に青い帯に触れて設定画面に遷移してしまうことも防げそうです。またロック画面では左上部に「インターネット共有マーク」が表示されるだけです。こちらもスッキリしています。Appleはテザリングの切り忘れを防ぐために目立つ表示にしたと考えられますが、あまりにも目立ちすぎでした。僕はiPhone Xの控えめなテザリング表示が好きです。
画面録画も控えめに赤く
テザリングの表示よりも目立っていたのがiOS 11の新機能である画面録画中の赤い帯です。テザリング中と同じくツールバー全体が赤くなっていたのですが、iPhone Xでは時刻周辺部が赤くなるだけです。せっかく録画した動画の上部に赤い帯があって嫌だったのですが、これがiPhoen Xでは解消されました。
ただ表示が控えめになった分、切り忘れには注意が必要です。テザリングを切り忘れると、思わぬデータ通信をしてしまって通信量が跳ね上がる危険性があります。また画面録画を切り忘れると長時間の録画でバッテリー消費が早くなってしまいます。切り忘れだけには注意が必要です。