iPhone Xではこれまでの液晶ディスプレイではなく有機ELディスプレイが採用されました。Appleにとってはまだ扱い慣れていないディスプレイということも影響しているのか、iPhone Xのディスプレイにはいくつかの不具合が報告されています。
緑の線が入ってしまう不具合
一部のiPhone Xではディスプレイに縦に細い緑の線が出てしまう不具合があるようです。サポートページやTwitterで緑の線が出ているユーザーが一定数確認されています。iPhone Xの出荷数全体から見れば非常に少ない報告なのですが、複数の報告があるということで何らかの不具合である可能性が高そうです。
My new #iPhoneX appears a green line on the screen😂, and the faceID can’t recognize me when I with glasses.@Apple @AppleSupport pic.twitter.com/Fgj5fg9v2x
— Lejia Peng (@fanguy9412) 2017年11月6日
Same here pic.twitter.com/jUDUlW38cn
— Joe (@JoeBlacko) 2017年11月6日
ずっと映る緑の線は目障りです。本体の不具合ならおそらくApple Storeに持ち込めば無料で修理、もしくは本体交換で対応してもらえると思われます。しかし品薄が続く中で少し待たされる可能性もあります。またソフトウェアの不具合ならiOS 11.1.2もしくはiOS 11.2で解消されるはずですが、これも少し待つ必要がありそうです。
低温度で反応しなくなる不具合
iPhone Xのディスプレイにはもう一つの不具合があることが確認されています。室内などの温かい場所から、急に寒い場所に移動した際、ディスプレイの反応が悪くなる、反応しなくなる事象がユーザーから報告されています。Appleもこの不具合を認識しておりソフトウェアのアップデートで対応するとしています。ただタッチに反応しない時間は数秒であり、あまり大きな問題ではなさそうです。
ちなみにAppleはバッテリーの寿命を延ばすという観点からiPhoneの使用環境として「0℃〜35℃」を推奨しています。特に寒い場所はバッテリーの誤作動に繋がりやすく、注意が必要です。さらに急激な温度変化もあまりiPhoneにはいい影響を与えません。これから寒くなるので、寒冷地でiPhoneを使うには少し注意が必要になります。