ドコモの決算発表が先日ありましたが、決算自体は減収減益と厳しい数字が出ていて経営陣としては苦しい発表になったのではないでしょうか。しかし、将来的な改善が見込める決算でもあり、投資家は決算をポジティブに捉えたことで週明け28日の株価は堅調に推移しました。
また決算ではドコモがiPhoneを扱ったことで契約数、MNP数に好影響があったと説明がされています(決算説明会資料:PDF)。
業績が悪化してしまったことで「iPhoneを扱ったのにダメだった」という捉え方も出ていましたが、「iPhoneを扱っていたからこれくらいで済んだ」という解釈も出来ます。僕としてはドコモがiPhoneを扱ったことで競争が活発化したことについては高く評価しています。LTEの高速化競争はドコモが本腰を入れるようになって加速しています。番外編としてキャッシュバック競争も過熱しましたが、これはこれで悪くはなかったとも考えます。
料金プラン競争でもドコモがiPhoneを取り扱っていなければ、ここまで盛り上がっていなかったでしょう。ドコモがiPhoneを取り扱ったことは、ドコモにとってもユーザーにとってもメリットはあったと考えます。