Apple Payの利用者は全世界で1億2,700万人 日本でもかなり増えているはず

Apple Payのサービスが始まって既に3年以上が経過し、その利用可能国は着実に増えています。2016年には日本でも使えるようになり、日々の生活はかなり便利になりました。このような利用国の拡大や利用可能店舗の拡大を受けてApple Payの利用者は大幅に増加し、既に1億2,700万人に達していると推計されています。(ANNUAL APPLE PAY REVIEW: ADOPTION JUMPS, BUT STILL A LONG WAY TO GO

ユーザー数は1年で2倍に

Apple Payは2015年10月からアメリカでサービスが開始され、以降、イギリス、日本、中国などへと提供国を拡大しています。2106年10月には日本でApple Payが使えるのに先立ってAppleのティム・クックCEOが来日するなど、Apple Payのプロモーションも積極的に行われています。こうした積極的な展開の結果が世界での利用者数1億2,700万人、1年間で2倍に増加という数字につながったのでしょう。

また利用可能な場所もどんどん増えています。日本では既にあった決済システムの上にApple Payが乗った形だったので最初から使える場所も多かったのですが、それでもマクドナルドモスバーガーなど利用可能場所の拡大は続いています。

さらに言えばiPhoneの新モデルが発売されることで、ユーザーの新機種への買い替えも進んでおり、それに伴ってApple Payを使えるユーザーも増えています。Apple Payはモバイル決済市場での影響力を着実に増しており、iPhone(Apple Watch)の製品としての魅力は影響力拡大に大いに貢献していると言っていいでしょう。

まだまだ拡大余地はある

Apple Payの利用者は1億人を突破しているとは言え、まだiPhoneユーザーの16%にしか使われていないと推計されています。日本での数字はもう少し高そうですが、それでもiPhone 7以前の旧機種を使っているユーザーも多く、iPhone利用者の多くがApple Payを使っているという状況ではありません。これから新機種への買い替えが進むことでApple Payユーザーはさらに増えることは間違いないでしょう。

LAWSON

さらにApple Payが便利に使えるのは鉄道網やバス路線が整備され、小売店、外食店が密集する地域に限られます。都会以外ではApple Payの利便性は少し落ちるというのが実感です。日本のApple Payがこれから地方都市やその周辺にもモバイル決済が普及していくことで、さらに多くの利用者を集めることができるでしょう。

Apple Payは便利で簡単なサービスだけに、モバイル決済を牽引する役割、さらにはキャッシュレス社会を推し進める役割を果たしていくのではないでしょうか。

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