Apple 新宿オープンの発表は衝撃的でした。新宿への出店は予想されてはいたものの、このタイミングになるとは思っていませんでした。そしてこの新しいApple StoreはこれまでのApple Storeと違う点が一つあります。
商業施設内のApple Store
国内のApple Storeは単独の路面店もしくは貸しビルへの入居で出店されています。貸しビルに入居する際も、1階から複数のフロアを独占する形で出店され、外見上はApple Store以外のテナントがあまり目立たなくなっています。しかしApple 新宿は違います。新宿マルイ本館には多数のファッション、雑貨、飲食のショップが入居し、そこにApple Storeが仲間入りする形となります。
従来型のApple Storeよりも出店コストはかなり抑えらそうですが、店舗の雰囲気をAppleが思うように完全にコントロールするのは難しいかもしれません。このようなインショップ型のApple Storeは海外では一般的なのですが、国内でどのような店舗としていくのか、その点でもApple 新宿には注目したいと思います。
インショップ型で全国展開も
Apple 新宿だけでなく、Apple 京都も商業施設内への出店が予想されています。現在、Apple 京都の予想出店場所は「京都ゼロゲート」と「京都経済センター」が挙げられていますが、これら施設には他のテナントも入居します。京都ゼロゲートだと、おそらく複数のフロアを独占してApple Storeとすることなりそうですが、京都経済センターの場合はApple 新宿のような店舗スタイルになるでしょう。
インショップ型で出店されることになれば、前述のように出店費用は抑えられ、また出店候補地を探すのもこれまでよりはるかに簡単になるでしょう。そのためApple Storeの出店は容易になると予想され、全国の地方都市にApple Storeのネットワークを広げていくことも可能になるはずです。その意味でもApple 新宿のインショップ型Apple Storeには期待しています。