iPhone SE 2の予想画像は魅力的 でもあまり信じられていない

昨日、ケースメーカーのOlixarがiPhone SE 2の断片的な予想画像を公開しました。同社が独自に入手した設計図をもとに作られているとされますが、さらに新しい画像が公開されています。この画像を見る限り、iPhone SE 2は非常に魅力的なスマートフォンになりそうです。

iPhone SE 2

サイズはSE、画面はX

Olixarが公開した画像はiPhone SE 2の設計図をもとに作られたとされるCGであり、設計図が正しければ高精度な再現画像になります。画像を見る限り、iPhone SE 2サイズは従来のSEとほぼ同じディスプレイはiPhone Xとよく似ていて、Touch IDは廃止され、ロック解除はFace IDが採用されていると考えられます。この画像のiPhone SE 2が実際に発売されるなら、4インチサイズのコンパクトさとiPhone Xの最新技術が組み合わさって、非常に魅力的な製品になりそうです。

iphone se 2

ただ疑問点も多くあります。そもそもこのデザインを採用した場合、iPhone SEの魅力の一つである低価格を実現できるかが疑わしいと言われています。ベゼルレスは液晶ディスプレイでも有機ELディスプレイでも、製造コストが高くなります。またFace IDもTouch IDに比べてユニットの価格は高くなり、これらは製品価格の押し上げにつながります。

se2

さらにFace IDを使うためのセンサー類(True Depthカメラ)が予想画像にあるノッチ部分(iPhone Xの半分の幅)に収まるかが疑問視されています。デザイン的に非常に魅力的なのにも関わらず、これらの点で今回Olixarが公開した画像があまり信じられていないのも事実です。

発売時期からも懐疑的

現在、iPhone SE 25月にも発売されると言われています。もし5月に発売されるなら、そろそろ量産が始まっており、iPhone SE 2のものとされる部品が流出してもおかしくありません。もし予想画像通りのiPhone SE 2が量産されているとすれば、まず4インチベゼルレスディスプレイのパーツが流出するはずですが、まだ何も出てきていません。

event

またこれほどまでに進化したiPhone SE 2が発表されるなら、発表イベントが開催されてもおかしくはありません。5月発売とされるiPhone SE 2ですが、イベント開催の動きも全く報じられていません。これらのことから、iPhone SE 2はiPhone SEの外観を踏襲しつつ、内部を大幅にアップデートした機種になると予想します。いずれにしろ、5月〜6月にiPhone SE 2が発売されるなら、あと数週間で何らかの動きがあるはずです。

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