朝日新聞が「ソニー、パソコン事業売却へ 国内ファンドと新会社」と報じています。事実上のパソコン事業の売却とされており、一つの時代の変わり目を象徴する出来事だと思います。
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| 最新のVAIO、まあまあカッコイイ |
ソニーのパソコン事業の不振の背景にAppleの影響があるのは確実です。ソニーが目指した、パソコン、音楽（コンテンツ、楽曲管理、ポータブルプレイヤー）、携帯電話などを一体で商品化するビジネスモデルは、完全にAppleが先行して独占してしまいました。商品としてのVAIOがいい、MacBookがいいという問題ではなく、iPhone、iTunes、iPad、MacBookという商品群の連携のよさが、VAIOの目指すものを上回った結果でしょう。
僕もMacBook Proを買うまでは家でVAIOを使っていました。VAIOを購入したことで、音楽はSonic Stageで管理してウォークマンで聞いていました。しかし時代は残酷でiPhone, iPadとの連携を考えた時、VAIOは「次のパソコン」の候補にはならなかったです。Sonic Stageで管理していた曲は改めてiTunesに移行する必要がありましたが、その面倒よりもApple製品の魅力が上回りMacBookの購入を後押ししました。
ただVAIOブランドがなくなるわけではなさそうで、さらにソニーがVAIOで挑戦してきた事業も新会社に受け継がれるでしょう。Appleの好調がいつまで続くかは分からないので、いずれは再びAppleを凌駕する存在を狙って冒険を続けて欲しいものです。