「999ドルのiPhone X」は高価格化の始まりに過ぎない?

昨年、iPhone Xが発表された時、その価格は大きな議論を呼びました。999ドルの価格設定はこれまでのスマートフォンの常識を超え、「これでは売れない」との声も多く聞こえました。しかし実際はその逆で、Appleはスマートフォンが1,000ドルでも売れるという新しい常識を作ることに成功してしまいました。(Why iPhone and Android phone prices will get even higher

iPhone X

iPhone X Plusは1,200ドル?

Appleが発表した2018年度第3四半期の決算はこれまで以上に好調であり、その好調な業績を支えたのがiPhone Xの順調な販売でした。販売価格が999ドルと設定されたiPhone Xは高価過ぎて売れないと多くの批判があったにも関わらず、結果はその反対となりました。これは消費者がiPhone(スマートフォン)に1,000ドルを支払うことを許容していると捉えられ、他社のスマートフォンでも一気に高価格化が進んでいます。

次期iPhone

この流れは当然次期iPhoneにも波及すると予想されます。次期iPhoneは5.8インチ(OLED)、6.1インチ(LCD)、6.5インチ(OLED)の3モデルがリリースされると噂されていますが、OLED搭載で最もサイズの大きなモデル(iPhone X Plus)は999ドルよりも高くなるのが自然の流れでしょう。iPhone Xの999ドルをベースとして1,149ドルもしくは1,199ドルと価格が設定されるのではないでしょうか。

iPhone SE 2への期待

999ドルや1,199ドルのスマートフォンは誰もが購入できる(購入したいと思う)価格ではありません。僕もiPhoneファンだから仕方なく価格には目をつむって購入しているのですが、iPhoneの需要の大部分を支えるライトユーザーにとって高すぎるのは事実でしょう。iPhoneの高価格化が進めば進むほど、ミドルレンジモデル、ローエンドモデルのラインナップは必須になると考えます。

SE

次期iPhoneでは6.1インチモデルがミドルレンジモデルと位置付けられると予想されています。ただミドルレンジといってもiPhone 8と同程度の価格になるはずで、低価格モデルであるiPhone SE 2を待ち望む声はますます大きくなっていくと予想します。

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