iPhone XS/XS Max、iPhone XRは「予備電力機能付きエクスプレスカード」に対応

13日未明に開催されたAppleのスペシャルイベントでは予想通り3種類のiPhoneが発表されました。それぞれ性能は昨年の同水準のモデルから新しいチップの搭載で一気に向上したのですが、目立った新機能は搭載されていません。そんな中、機能面で地味な更新があったようです。

apple pay

予備電力機能付きエクスプレスカード

iPhone XS/XS MaxiPhone XR仕様表にはiPhone XやiPhone 8/8 Plusの仕様にはなかった「予備電力機能付きエクスプレスカード」との記載があります。この記載について詳細な説明はまだありませんが、予備電力と表記していることから、エクスプレスカードによるApple Pay(Suicaのみ)ではiPhoneの電源が切れていても支払いや改札通過が可能になるのでしょう。

Apple Pay

これまでApple PayのSuicaは本体の電源が切れていれば決済ができませんでした。そのためApple Payで改札を通過して乗車した電車内でバッテリー切れてしまうと、改札から出られずに困るとの指摘が多くありました。またおサイフケータイでは電源が切れていても決済や改札通過が可能だったため、この点がApple Payの短所としてよく指摘されていました。

この短所を新型iPhoneでは予備電源を使うことで解消したのでしょう。

Felicaについても変化が

Apple Payが日本で使えるようになった時、対応端末は日本国内で販売された「iPhone 7/7 PlusとApple Watch Series 2」でした。海外で販売されたモデルにはソフトウェア的にFelicaが使えないようにされており、海外からの旅行者が日本でApple Payを使えなず、あまり評判は良くありませんでした。その後、iPhone 8、iPhone Xからは全世界で販売されたiPhoneがFelicaに対応し、この問題は解決となったはずでした。

Suica

しかしiPhone XSiPhone XRでは様子が少し変わりました国内向けのサイトでは「Felica」対応と表記されているのですが、海外向けのサイトの仕様表に「Fleica」の文字がありません。もしかしたら海外版はFelicaに対応しない可能性もあります。単にその国で使われていない規格を表記していないだけの可能性もありますが、詳細については続報を待つ必要がありそうです。

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