9月18日未明にiOS 12の正式版が公開されました。様々な新機能の搭載、処理速度の向上が図られているiOS 12ですが、iPadの操作で大きな変更がありました。これが地味に嬉しい変更になっています。
iPhone X（XS/XR）との操作統一
iOS 11を搭載したiPhone XとiPadでは操作ジェスチャーが異なり、双方のユーザーは不便を強いられていました。iPhone Xでは画面右上を下にスワイプするとコントロールセンターが表示されるのですが、iPadでは画面の下から上に大きくスワイプすればコントロールセンターが表示されるように設定されています。この違いはiPhone XとiPadをよく使うユーザーにとっては細かい不便さでした。
これがiOS 12でiPad側の操作がiPhone Xの操作に統一されたことで不便さはなくるはずです。また21日発売のiPhone XS/XS Maxや来月に発売されるiPhone XRもiPhone Xと同じ操作なので、今回統一された操作ジェスチャーがiOSの標準的な操作になるのでしょう。
iPad mini 3にも嬉しい
iOS 12は新機能の搭載を抑え、安定性と処理速度の向上にも注力していると言われます。そのため古い機種にもインストールでき、インストールした機種の処理速度の向上も見込まれます。手元のiPad mini 3にインストールしてみましたが、確かにキーボード入力時の遅さは解消されているように感じます。iPadはiPhoneのように頻繁に買い換える機種ではないのでこれもiOS 12の嬉しいところです。
この他にもSiriショートカットなどiPadやiPhoneを便利に使える機能もiOS 12には搭載されています。今のところ不具合も報告されていないので、早めにインストールして軽い挙動と新機能を楽しむのも悪くないでしょう。