iPhoneやApple WatchにApple Pay Cashの設定画面が出ているとヨーロッパ各国のユーザーが報告しています。またヨーロッパや日本でその国の言語に合わせたApple Pay Cashのサポートページが用意されているため、ヨーロッパや日本でApple Pay Cashのサービス開始が近いと噂されています。しかしこの噂の信ぴょう性は低いと考えます。
設定画面はずっと出ている
日本でもなぜかApple Pay Cashの設定画面はずっと表示されています。設定を進めていくとアメリカの社会保障番号の入力や運転免許証、州発行の写真付きIDの登録が促されます。今回確認されたヨーロッパの設定画面もこの画面です。どれも送金や出金を伴うサービスにはアメリカの制度上必要なものであり、設定画面がヨーロッパ仕様にはなっていません。そのためこの画面がApple Pay Cashサービス開始につながるかは疑問です。
最近になってiPhoneだけでなくApple WatchにもApple Pay Cashのカードが表示されるなど至る所でApple Pay Cashに関する表示が出るようになりましたが、日本でのサービス開始が近いという雰囲気はありません。今回のヨーロッパの件についても設定画面が出たことが直接サービス開始につながるものではなさそうです。
以前にも噂に
さらに以前にもアイルランド、スペイン、イギリスのユーザーがApple Pay Cashの設定画面出現を報告していました。そしてこの設定画面出現はApple Pay Cash開始につながりませんでした。おそらく今回も設定画面が出ただけ、というオチでしょう。Apple Pay Cashはアメリカ国内の個人間送金サービスを使う形で提供されており、このまま海外にサービスを拡大するのはほぼ不可能とです。
もし日本でApple Pay Cashが実施されるなら、既存の個人間送金サービスと提携して行われるのでしょう。いつになるかはわからないですが、便利そうなので期待して待っています。