Business Koreaが伝えているところによると、先ごろ発表されたGalaxy S7の韓国での予約は、おまけとしてGear VRが付くにもかかわらず前モデルのGalaxy S6よりも弱く、スローな出足となっているようです。(Business Korea 英語記事)
Gear VRが無料でついてくるのに…
韓国で始まったGalaxy S7の予約は同国の3キャリアで一斉に始まり、それぞれでの予約者にはGear VRが無料で提供される特典も用意されました。しかし消費者の反応はイマイチのようでGalaxy S6よりも予約状況は悪いようです。
ただ解説によるとGalaxy S7の人気がないと一言では言い切れないようです。韓国でも通信キャリアのキャンペーンやプランが複雑になり、安い買い方を見極めるにはもう少し様子を見る必要があるため、消費者の反応が遅れているとも分析されています。またGear VRは金額的にオマケとしてそれほど魅力的なものになっていないようです。
世界的にスマートフォンの販売は落ちているが…
ここ半年ほどiPhoneの販売が思わしくなく、世界的にスマートフォン販売が飽和状態になったと言われています。もちろんその影響はGalaxy S7にも及ぶはずです。特にフラッグシップモデルであるS7は低価格志向の強いユーザーに訴求することは難しく、iPhoneと同様に販売で苦戦する可能性もあります。
すでにサムスンではGalaxy Sシリーズをフラッグシップモデルとして、Galaxy Onシリーズを海外で(主に中国市場向けとして)販売しています。こうした販売方法をすぐにAppleが取り入れるかどうかは不明ですが、もしかしたら新型の4インチiPhoneは低価格志向のユーザーを一定程度満足させることができる価格設定になるかもしれません。