Appleが買収で手に入れた3Dセンサーは何に載るのか

Appleは今週、イスラエルのプライムセンス社を買収しました。買収金額は360億円程度でそれほど大きな案件ではないですが、プライムセンスが3Dセンサーで有名な企業であることから注目を集めています。

プライムセンスが手がけた最も有名な商品がキネクトです。キネクト(マイクロソフトの説明)は体の動きをコントローラー代わりにするもので、初期のキネクトにはプライムセンスの技術が使われています。

kinect

ではこの3Dセンサー、Appleの商品のなにに採用されるのでしょうか。真っ先に思いつくのがAppleの主力製品であるiPhoneです。しかしプライムセンスが今年リリースした小型3Dセンサーでもチューインガム1枚程度の大きさになります(ガジェット速報の記事)。この大きさの部品がiPhoneに入り込むのは事実上不可能です。

次に思い浮かぶのがiTVです。Appleが2014年に新しい商品を発売すると予告していますが、それがiTVである可能性もなきにしもあらずです。そうなるとiTVにモーションセンサーが搭載されるかもしれません。テレビをリモコンではなく体の動きで操作するのは、いかにも未来っぽくて商品の斬新さを象徴する機能になりそうです。

ただ僕の予想はApple TVへの搭載です。そもそも僕はiTVなる商品が発売されるかどうかに懐疑的です。Appleが新規参入企業としてテレビ市場に参入するのはハードルが高いと考えます。なので新しい商品はApple TVの大幅なリニューアルと予想し、その目玉の一つが3Dセンサーになると予想します。当たるでしょうか。

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