OS X MavericksからMacでもAppleのMapが利用できるようになり、経路検索の結果などをiOSディバイスと共有できるようになっています。細かい検索はMacでやって、その地図をiPhoneやiPadで外に持ち出すという使い方も出来るようになりました。
しかしまだ最大のライバルであるGoogle Mapの方が利便性の面で勝っているようです。地図の表示自体は双方でそれほど大きくは変わりませんが、経路検索でAppleとGoogleの差がはっきりと出ます。
秋の紅葉シーズン、京都でのルート検索で比較してみます。
Appleの地図 |
Google Map |
それぞれ京都駅から平安神宮へのルートを検索したのですが、徒歩ルートの検索結果に大きな差はありません。しかしGoogl Mapにはバスや電車の経路検索がついています。
Google Mapの経路検索 |
徒歩や車のルートだけでなく路線バス(公共交通機関)の経路が検索で利用できるGoogle Mapはやはり便利です(特に観光地では重要です)。一方でAppleの地図には公共交通機関がルート検索に組み込まれておらず、まだまだAppleの地図が及ばない部分であり、利便性の面では決定的な差となっているといっていいでしょう。
ただ細かいことを言えばAppleの提示した平安神宮への徒歩ルートは見所の一つである大きな鳥居をくぐって平安神宮へとまっすぐ近づいていくルートになっています。一方でGoogleは平安神宮に横から近づいていくルートを提示していて、Appleのルートの方が平安神宮を楽しめる道になっています。Appleが明確な意図をもってこのルートを提示したのかは不明ですが、もしそうならAppleの地図も捨てたものじゃないかもしれません。