「App Storeの検索で自社アプリが優遇されていることはない」とAppleは主張

WSJがApp Storeでの検索結果において、Appleが提供するアプリが優先的に表示されていると指摘する記事を掲載しました。これに対してAppleは記事が正確ではないと主張し、両者の主張は真っ向から対立しています。

App Store

機械学習技術で順位決定

Appleは恣意的に自社アプリを検索結果の上位に表示することはないとし、WSJの記事の内容を否定しています。Appleのアプリが検索結果で上位に表示されるのは、ユーザーがAppleのアプリを好んでインストールしている結果であり、これはUberやMicrosoftのアプリが上位に表示されるのと同じであると説明しています。またAppleは検索結果の表示には42の要素が影響し、それらを機械学習を用いてランキングに反映しているとも説明しています。

アプリ

なおAppleはランキングに最も影響を与える4つの要素は「ダウンロード」、「評価」、「関連性」、「ユーザーの行動」を挙げており、これらの評価の結果としてAppleのアプリが検索上位に表示されているとしています。ちなみに「ユーザーの行動」とは実際に検索結果として表示された場合、それがダウンロードされるかされないかが評価対象となるようです。

独占禁止法違反の恐れ

もし仮に、WSJの記事のようにAppleが他社アプリよりも自社アプリを優先的に検索結果で上位に表示していたとすると、アプリ開発者同士の公平な競争を阻害する恐れがあります。当然のことですが、公平な競争を阻害する行為は各国(各地域)の独占禁止法に抵触する可能性があり、場合によっては多額の賠償金の支払いを命じられる事態に発展しかねません。

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もしこの問題が大きくなり、司法の場に問題解決が委ねられれば、Appleが公平に検索順位の決定を行っていると主張しても、その順位決定が他社に不利を与えていないかを証明する必要が出てくるでしょう。また検索順位決定に関わる42の要素の詳細やそれぞれの影響度がAppleに有利になるよう恣意的に運用されていないことも証明しなければいけないでしょう。

Appleにとっては非常に面倒な事態になりそうです。

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