iPhone Photography Awards受賞作品発表、iPhone SEで撮影した写真も入賞

2019年のiPhone Photography Awardsの受賞作品(グランプリ、1位、2位、3位)が発表されました。受賞作品はそれぞれ印象的な写真であり、iPhoneでこれほどまで豊かな写真が撮れるのかと改めて感心させられます。

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グランプリはiPhone Xで撮影

2019年のiPhone Photography Awardsでグランプリを受賞したのはGabriella Cigliano氏がザンビアで撮影した写真です。作品を見ても分かるように、一瞬の子供たちの表情を捉え、それに服の色、海と砂浜が組み合わさって美しい一枚の写真を完成させました。撮影者は写真をすぐに子供たちに見せると、忘れられないほどいい表情をしたとのことです。しかしiPhoneが彼らの手の中にあったのでその写真が撮れなかったのが悔やまれるとその時の情景を語っています。

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この写真はiPhon Xで撮影され、撮影した後すぐに美しいディスプレイで子供たちはその写真を楽しむことができたのでしょう。iPhone Xのカメラの性能が写真が撮影された瞬間を際立たせ、その美しいディスプレイが子供たちの写真の楽しみを膨らませたのでしょう。写真の中では少し緊張した表情の子供たちがこの後笑顔で写真を見たという後日談も含めて、いかにもiPhoneの写真らしくてグランプリにふさわしいのではないでしょうか。

1位はiPhone SEで撮影

ポルトガルの海岸でDiogo Lage氏によって撮影された白黒の写真が1位に入賞しています。テントと水着のストライプ、垂直に立つ柱、それらに交わる海の水平線の調和が美しい作品です。風に揺れるテントと波が調和をかき混ぜる役割も果たしており、色彩的な表現を抑える白黒写真のメリットを活かした美しい作品です。美術館のポスター売り場にあってもおかしくないほどの作品だと思います。

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そしてこの写真の注目すべき点はiPhone SEで撮影されたという点です。iPhnoeはカメラの性能をどんどん向上させ、また画像処理技術も向上したことでシャッターをタップするだけでかなりいい写真が撮れるようになってきました。しかしiPhone SEのカメラは最新のiPhoneのカメラに比べてかなり物足りない性能しかありません。それでもこれだけの写真が撮影でき、それが賞を受賞したということに大きな意味があるのでしょう。

撮影者の技術や構成力が秀でていたのが最も大きいとは思いますが、iPhone SEのカメラでもいい写真が撮れるということを証明したいい作品でもあります。以下2位、3位も印象的な写真が受賞しています。これら写真は「2019 Winning Photographs」でご覧ください。

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