Appleは8月23日から日本でもHomePodを発売します。予約開始前に多くのレビュー記事が公開されたのですが、HomePodはApple Musicユーザー向けのスマートスピーカーという評価が多くなっていました。しかしそれだとAmazon EchoとApple Musicの組み合わせで代替できるのではないかとの疑問も湧きます。
基本機能だけなら
EchoでApple Musicの再生・音声コントロールが可能になってから、便利でずっとこの機能を使っています。ただ音声コントロールには癖があり、希望のプレイリスト再生ができないことが頻発します。この点は不便と言えば不便ですが、わかりやすいプレイリスト名にすることである程度の対応は可能です。またプレイリストをシャッフル再生しても、必ず一曲目は最初の曲が再生されてしまう点も細かいですが不満点の一つです。
EchoとBluetooth接続しているスピーカーとの接続が不安定なこともたまにあり、この点もHomePodにはない不便さだなぁと感じることはあります。しかし基本的な使い方だけならEchoでも十分にApple Musicを楽しめます。部屋で音楽が聴きたくなれば、「Alexa、プレイリストxxを再生」と言えば音楽が再生されるのはかなり快適です。これだけの用途ならHomePodをわざわざ買う必要もない気がします。
オートメーションと連携なら
しかしHomePodにしかできないこともありそうです。iOS 13からはホームオートメーションの一部にHomePodやAirPlay 2対応スピーカーを組み込むことができるようになります。この機能を使えば「部屋の照明をつければHomePodでプレイリストxyzを再生」といった連携も可能になります。またNFCタグへのタップもオートメーションのトリガーとなるので、寝室のいつもの場所にiPhoneを置いた時(そこにあるNFCタグにタップする)、HomePodで静かな音楽を流すってこともできるようになります。
このような連携を含めてApple Musicを楽しむならHomePodが必要になるでしょう。結論として、毎日、いろんな状況で音楽を聴くようなApple MusicのヘビーユーザーはHomePodがあった方が楽しめるのではないかと思います。