本日、3月4日からY!mobileがiPhone 5sの取り扱いを開始します。機種代金込みの月額料金は、1GBのプランが3,980円、3GBのプランが4,480円、7GBのプランが5,980円となります(16GBモデル、税別、2年縛りあり、最初の25カ月間の1,000円引込み)。
さて、新型の4インチiPhoneの発売が近い今、あえてこのiPhone 5sを購入する意味はあるのでしょうか。
Y!mobileのiPhone 5sは月額料金は安いが…
iPhone SE(16GBモデル)の販売価格は550ドル程度と予想されます。現在の為替レート(113円)で計算すると62,800円(税別、以下料金は全て税別)くらいの価格設定になるでしょう。この価格でSIMフリーのiPhone SEを購入して格安SIMで運用する場合と、Y!mobileでiPhone 5sを買う場合で月額料金を比較します。
Y!mobileの料金プランと比較しやすくするため、iPhone SEの代金を24回の分割計算にすると月々の機種代金の負担は2,620円となります。これに代表的な通話付きの格安SIM(OCNの5GBプラン)の月額料金をプラスすると月々4,420円となり、Y!mobileのiPhone 5s 5GBプランの4,480円より安くなります。
OCNの料金プラン |
ただY!mobileは10分、300回まで無料の通話プランが付いていますが、OCNの場合はこれに通話料金が加算されます。そのため通話を少しするだけでOCNの方が少し割高になります。とはいえ最新の4インチiPhoneの月額料金と2モデル前のiPhoneの月額料金の差としては小さいような気もします。
最新のiPhone SEを使ったほうが賢いのでは?
料金以外を見ても、格安SIMはサポートが弱いとされますが、Y!mobileも店舗数は少なく、サポート体制に大きな違いはなさそうです(しかもiPhoneは店頭に持って行っても、結局Appleのサポート窓口を紹介されます)。格安SIMは昼休みなどの混雑した時間帯は通信が苦しいとされますが、ここだけを我慢できるなら格安SIMで問題ありません。
またSIMフリー版なら海外旅行や出張時に現地のSIMでの運用が可能になります。さらに買い替え時などに本体を中古買取店で売却する際、iPhone SEのほうが高く売れるでしょう。そうしたメリットを考えると、あえて今、Y!mobileでiPhone 5sを買うより、iPhone SEと格安SIMの組み合わせの方が賢い選択ではないかと考えます。