Apple Watch向けのTwitterアプリは、公式アプリが廃止となってしまい、Apple WatchでTwitterを楽しむ流れは止まったかと思われました。しかしサードパーティー製のアプリがいくつか出てきて、その進化が続いていることでApple Watchでも十分にTwitterを楽しめるようなっています。
単独利用でも動画
私がApple Watchで使っているTwitterアプリは「Chirp」です。無料でも基本的な機能が使えるので十分ではあるのですが、少額の課金でリスト機能やより多くのトレンドキーワードを閲覧できるなどの機能が解放されます(金額は選択できるのですが、どれを選んでも解放される機能は同じ)。なので私は課金して「Chirp」のフルバージョンを使っているのですが、これまでは少し不便なところもありました。
まずTwitterに投稿された動画を見るのには、iPhoneと接続されている必要がありました。Apple Watch単独で使っている時、Twitterのタイムラインに面白そうな動画が投稿されていても、それを見ることはできませんでした。これがバージョンアップされた「Chirp」では単独利用時でも動画(Twitterに直接投稿された動画、YouTubeのリンクから再生される動画)の閲覧が可能になっています。
わざわざApple Watchの小さな画面で動画を見ることはない、との意見もあるかもしれませんが、見たい時に見られるというのは快適なものです。大きな改善だと思います。
日本語にも対応
それ以外にも「Chirp」はバージョンアップでメニューなどの表示が日本語に対応し、watchOS 6に最適化され、処理速度も速くなっています。今回のバージョンアップでApple WatchのTwitterアプリとして一つの完成形に近付いたと考えます。
ただWebサイトへのリンクではページ全部を表示することはできず、新しい「Chirp」でも多少の不満点はありまが、この改善も順次実施されるはずです。将来的にApple Watchが進化していく中で、Twitterアプリも並行して進化して、双方が組み合わさった新たなSNS文化が生まれれば面白いかなぁと妄想します。