マスクとFace IDの相性の悪さが露呈

新型のコロナウィルスによる肺炎やインフルエンザの流行でマスクを着用する人が増えています。しかしマスクを着用することで最近のiPhoneに搭載されている顔認証によるロック解除機能「Face ID」が全く機能しなり、多くの人が不便を強いられているようです。

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以前から指摘

Face IDはそれ自体は安全で高速、手間のかからないロック解除方法であることに間違いはありません。しかし医療関係者や花粉症に悩んでいる人など、普段からマスクをつけることが多い人にとって不便なロック解除方法だという指摘は以前からありました。私も病院によく行っていた時期がありそのときはマスク必須だったため、マスク着用時のFace IDの不便さを実感していました。

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また厳冬期の外出時はネックウォーマーで顔を鼻まで覆うことも多くあります。こういう時もFace IDによるロック解除Apple Payの認証ができません。外出時は手袋をしているのでパスコードの入力も素早くは入力できません。マスクをしている時、ネックウォーマーなどで顔を覆っている時のロック解除の不便さは改善の余地があると思います。

鼻を出す

マスクネックウォーマーで顔を覆っていても、ロック解除の時にマスクを少しずらして鼻を出せば大抵の場合は認識してくれます(顔全体を出す必要はありません)。鼻の位置や高さが顔認証において重要な情報になっていると思われ、口を隠していてもFace IDは使えるのですが、鼻が隠れていると100%使えません。今のところはマスクをずらして鼻を出してFace IDを使うしかありません。

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今後、iOSなどのアップデートで鼻の位置などの情報をFace IDの認証に使わない、簡易な方法が設定で選択できるようになればいいと思います。セキュリティ面では多少の不安は残るのですが、便利さとのバランスが取れればこうした設定も必要になるのではないでしょうか。

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