かなり微妙なwatchOSのアップデート 「watchOS 6.1.3」リリース

Appleは今朝、watchOS 6.1.3を公開しました。更新は不具合の修正とされていますが、その代表例が「アイスランドでApple Watchの”不規則な心拍の通知”が正常に動かない問題の修正」と表記されており、日本のユーザーにはあまり関係のないアップデートなんじゃないかという印象です。

命に関わる不具合?

今朝リリースされたwatchOS 6.3.1の説明文には「アイスランドでApple Watchの”不規則な心拍の通知”が正常に動かない問題の修正」が含まれると記載されています。なぜアイスランドだけでこの問題が発生するのかは不明ですが、Apple Watchが感知した心拍異常から心臓疾患の早期発見につながったケースも報告されており、この不具合はユーザーの健康状態さらには命に影響する問題になりかねません。Appleもそのことを考えてwatchOS 6.4を待たずに修正を実施した可能性はあります。

ECG

ちなみに日本のユーザー(日本で販売され日本で使われているApple Watch)は”不規則な心拍”に関する通知をApple Watchから受け取ることはできません。そのため今回のアップデートによる不具合の修正は日本のユーザーにはほぼ意味のないものと考えていいかもしれません。ただセキュリティ関連のアップデートも同時に実施されているとされ、時間の余っているときにアップデートするに越したことはないでしょう。

心電図

なおApple Watch Series 4以降に搭載されている心電図機能、不規則な心拍を測定する機能は現時点で日本では使えないのですが、Appleのティム・クックCEOが来日した際に、日本でも使えるように懸命に取り組んでいるとしています。Apple Watchを医療機器として販売するのはかなりハードルの高いことだと思いますが、なんとか心電図機能や不規則な心拍の測定、通知機能を日本でも使えるようにしてもらいたいところです。

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