Appleが先日のWWDCでwatchOS 7の新機能として発表した睡眠追跡機能は多くのユーザーの期待に応えたものでしたが、同時に普段充電時間に充てられている睡眠時にApple Watchを着用することからバッテリーに関する不安も多くのユーザーが持っていました。
ベータ版の試用で判明
多くのユーザーの関心時であるApple Watchの睡眠追跡によるバッテリー消費量について、アメリカのネットメディアがベータ版の段階での数字を発表しています。その記事によると一日目は睡眠追跡機能を使うことで一晩に22%のバッテリー残量を消費、二日目は12%の消費となっています。数字は大きく異なるのですが、バッテリー消費量は条件によって多少変わることがあるので、現段階では一晩に10〜20%ほどの消費量と見ておいて良いでしょう。
ベータ版の数値であることを考えると、ここからさらに消費量が抑えられていく可能性も大いに考えられますが、現時点での数値でも十分な数字であることは間違いありません。朝起きて、バッテリー残量78%でそのまま家を出ても、かなりハードな使い方(長時間の単独利用)でなければ、夜の帰宅時でも30%程度はバッテリーは残っているでしょう。これなら夕食を食べて風呂に入って、寝る準備をする2時間程度の間に充電しておけば、バッテリー残量は100%まで回復させられます。
また一晩でのバッテリー消費が12%だったとすれば、朝起きて、家を出るまで数十分程度の充電でバッテリー残量100%で一日を始めることも可能です。Apple Watchの睡眠追跡機能を使うにあたって、バッテリー残量を気にする必要はなさそうです。ちなみに睡眠前、Apple Watchのバッテリー残量が30%未満であれば通知されるとのことで、Appleもバッテリー消費量は最大でも30%と見込んでいることがわかります。