Appleは10日にiOS 14のパブリックベータ版を公開しました。これで開発者登録をしていない人でもiOS 14のベータ版がインストールできるようになりました。しかしインストールには注意も必要です。
当然ながら不安定
iOS 14に限らず、これまでのベータ版は不具合が多く不安定なものでした。アプリが突然シャットダウンする、iPhoneが突然リブートする、バッテリー消費が異常に早い、特定のアプリが開かない、これら不具合はベータ版で一般的に考えられるものであり、今日公開されたiOS 14のパブリックベータ版にも当然あると考えるべきでしょう。それでも楽しみな機能があるという人は、できれば普段使わないiPhoneにインストールすべきとされます。
iPhoneを2台持っている人はそれほど多くないのですが、そのくらい不具合前提でインストールした方がいいと考えておくべきなのでしょう。iPhoneが1台しかないけど、あの機能を試したい、早く体験したいと考えている人はあと2週間ほど待てば、パブリックベータ版に最初のアップデートが来ます。この頃には開発者向けのベータ版のアップデートと合わせて、ある程度の不具合が除去されたバージョンになっていると予想されます。1台しかないiPhoneにベータ版をインストールするならもう少し待つのが賢明かもしれません。
ちなみにベータ版のインストールにはAppleと秘密保持に同意する必要があり、基本的にiOS 14の新機能を第三者に見せることはできません。SNSでの公開はもちろん、友達に見せるといった行為も例外ではなく、同意を厳密に守ると何かと窮屈なiPhoneになることも覚悟しておかなければいけません。
あと2カ月待って安定して不具合が除去された正式版をインストールするか、少し不安定で窮屈なベータ版をインストールするか、悩ましいところかもしれません。ちなみに私は正式版を待つ派です。