Amazonが自社製品として日本でスマートプラグの販売を開始しました。もちろんAlexaで音声コントロールが可能で、スマート家電ではない既存の家電製品の電源ON/OFFをコントロールできるようになるためアイディア次第では様々な用途で活躍してくれそうです。
照明、扇風機、除湿機…
スマホや音声で家電をコントロールし、一定のルールで制御できるスマート家電は非常に便利です。しかし全ての製品がスマート家電に対応しているわけではなく、また家にある家電の多くは古典的な家電製品です。そうしたスマートホーム非対応の家電をスマートホームに組み込めるのがスマートプラグです。製品ごとに一つのプラグが必要なのですが、今回Amazonが発売したスマートプラグは一つ1,980円で複数個購入しても大きな出費にはなりません。
これで複数の家電を組み合わせてルールを決めることもできるでしょう。これからの季節、扇風機や除湿機を音声コントロールやスマホからの操作で作動させることができれば便利になるのは間違いありません。私はAppleのHomeKitを中心にスマートホームを作りたいのでこの製品を買う予定はないのですが、この値段で音声コントロールと他の製品との連携が実現できるのは非常に羨ましいところです（HomeKit対応スマートプラグは7,000円以上します）。
注意も必要
ただスマートプラグは法律上、電熱器につなぐことは出来ません。そのため電気ストーブや湯沸かし器、コーヒーメーカーなどをスマートプラグに繋げて使うことは禁止されています。火災を防ぐためなので、こればっかりは仕方ありません。安全に使える機器との組み合わせで使っていくしかないでしょう。
しかし将来的に何らかの安全機構を備えていれば現在禁止されている製品にもスマートプラグが使えるようになる可能性はまだあります。スマートプラグが使えれば、スマートホームに組み込める製品が一気に増えるため、安全を確保した上での規制緩和に期待したいと思います。