Google MapsアプリがApple Watchに帰ってきた!

初代Apple Watchの発売後1年ほど、販売台数がイマイチ伸びない時代がありました。その後、Apple Watchは徐々に売れ始め、今ではウェアラブルデバイスの代名詞にもなっているのですが、売れ行きのよくない時代、Apple Watch向けのアプリ提供をやめてしまうデベロッパーも出ていました。その一つがGoogle Mapsです。

Google Maps

用途は限定的だが

Apple Watchが発売された当初、この小さな画面で何ができるか、デベロッパーだけでなくユーザーも活用方法を模索していました。デベロッパーがiPhoneアプリをApple Watchに対応させても、小さな画面と遅い処理速度の影響で使い道がないというケースもありました。そうした中でGoogleやAmazonはアプリをApple Watchアプリを廃止しました。

Apple Watch

地図アプリはAppleのものもそうなのですが、小さな画面で現在地を確認してもあまり意味がなく、さらに初代Apple Watchの処理速度では地図の表示にものすごく時間がかかっていました。また経路案内も無理してApple Watchで確認するよりもペアリングしているiPhoneを使えばいいと多くの人が考えました。これらがGoogle MapsのApple Watchアプリ廃止の大きな要因になったと考えられます。

Apple Watchの機能向上

しかしApple Watchもユーザーも進化しました。Apple Watchの処理速度は格段に向上し、地図の表示で待たされることはなくなりました。また画面も大きくなり、簡単な地図を見るなら問題ないくらいのサイズになっています。

lte

さらにApple Watch Series 3からはセルラーモデルが加わりiPhoneがなくてもインターネットに接続して使えるようになりました。セルラーモデルの登場でApple Watchの使用機会は格段に広がり、マップアプリの経路案内をApple Watch単体で使うことも多くなりました。

このような環境の変化を受け、Google MapsアプリがApple Watchに帰ってきました。ただ同アプリは経路案内に特化して、さらにiPhoneと一緒に使うのが前提になっており、まだ単独利用で便利に使えるという感じではありません(地図の表示にも対応していません)。Apple Watchで地図アプリを使うならAppleのマップアプリが一番便利な状況が続いています。

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