Apple Watch Series 6が発売になり、現在Appleが販売するApple Watchは機能を抑えたApple Watch SEと格安モデルとしてのApple Watch Series 3の3つになりました。Series 3は19,800円(税別)から販売されるなど、購入時の負担はかなり抑えられるのですが、やはり安さと引き換えにデメリットもあります。
処理速度は段違い
Apple WatchがSeries 3からSeries 4に進化したとき、多くの人は画面の大型化(38mm→40mm、42mm→44mm)に注目しました。しかし本当の進化は処理速度の向上だと考えます。AppleはSeries 4のプロセッサはSeries 3に比べて最大2倍高速と発表しましたが、使用した実感は2倍という数字以上の快適さでした。
Series 3ではApple Watchでアプリを開こうとしても、結構待たされることが多くありました。Apple Watchが発売された頃はこの待ち時間もしょうがないと妥協していたのですが、Apple Watchの用途が拡大するに従って処理速度の遅さは使用時の不快感につながるようになりました。しかしSeries 4ではこの不快感を一掃するほど処理は速くなり、アプリを開くだけで長く待たされることはほぼなくなりました。
今、Apple Watch Series 3は19,800円(税抜き)から販売されていますが、Apple Watchで多くのアプリを使いたいと考えるならプラス10,000円でApple Watch SEも検討することをお勧めします。watchOS 7で各種処理が最適化されたようで、多少はSeries 3でも処理速度が速くなった可能性はあるかもしれません。しかしやはりSeries 3以前の機種には物足りなさを感じるのは事実です。