2016年に発売されたHomePodから機能を少し削り、そして少し追加したHomePod miniが発表されました。ちなみにHomePod miniはHomePodの後継機種ではなく、HomePodシリーズのスタンダードモデルという位置付けになっています。
3台買える値段
HomePod miniの一番の特徴はその価格の安さだと思います。HomePodが3万2,800円(税抜き)で販売されているのに対し、HomePod miniは1万800円(同)と価格が設定されており、単純にHomePod1台分の出費でminiが3台買える計算です。これは安いというだけでなく、HomePodにとって大きな意味を持つと思います。
これまでHomePodでステレオ再生を楽しむには6万5,600円が必要でした。それがHomePod miniの登場で2万1,600円で可能になります。リビング、寝室、子供部屋にHomePod miniを設置するのもHomePod1台分の出費で可能です。
追加購入にも最適
さらに言えば、すでにHomePodを1台持っていたとしても、値段の安いHomePod miniを追加してステレオで音楽を再生したり、子供部屋とのメッセージのやりとりに使ったり、家の各部屋から音声でHomeKit対応家電を操作したりと用途が一気に広がります。
ちなみに音質や音響性能はHomePodに比べてHomePod miniは劣るとされます。しかし同じ小型スマートスピーカーであるAmazon Echo Dotに比べるとはるかに高い音質だと言われています。高音質で音楽を楽しみたいリビングにはHomePod、それ以外の家の各所(寝室、キッチン、ガレージ、子供べやなど)にHomePod miniという構成もいけそうです。
HomePod miniというスタンダードモデルの登場で、HomePodユーザー、そしてその用途も一気に拡大しそうな雰囲気です。