AirPodsに代表されるワイヤレスイヤホンを駅で線路内に落とすトラブルがよく起こっているとニュースになっています。確かに落としやすそうなAirPodsですが、基本的には落ちにくい構造になっています。では何故落としてしまうのでしょうか。
耳に合っていない
AirPodsが発表されたとき、多くの人がその外観から「落ちやすいだろう」と思いました。しかし軽くて耳にフィットする形のAirPodsは頭を振っても殆どずれず、落ちることはあまりありません。とはいえ耳の形状がAirPodsにフィットしない人も少なからずいるのは事実です。
落とさないで!ワイヤレスイヤホン 線路への落下多発 JRが注意 #nhk_news https://t.co/MUYfbrhatZ
— NHKニュース (@nhk_news) November 2, 2020
耳の形が合わないユーザーは通常の利用時、または振動が加わった時にAirPodsを落としてしまった経験があるかと思われます。他社が販売するイヤーチップをつけて落ちにくくすることはできるのですが、充電がしにくいという欠点もあり、こればっかりはどうしようもありません。
ぶつかったとき
AirPodsが耳にフィットしていても、何かにぶつかった時、擦れた時は耳から取れやすくなります。少しきつめの服を脱ぐ時、耳まですっぽり覆うような帽子を外すとき、そして最近はマスクを外そうとした時、そんな時にポロっと落ちる危険性は高まります。また誰かにぶつかった時などもAirPodsが外れてしまうことがあります。
AirPodsは耳にしっかりホールドされていないので、外部からの力が加われば取れやすい特徴があります。満員電車や混雑する駅などで頻繁にAirPodsを使うならこれらを頭に入れておいて、うっかり落とさないように気をつける必要があるでしょう。
ケースに出し入れするとき
そして最も危ないのがケースから出すとき、入れる時、耳に着ける時、外すときです。AirPodsの表面はツルツルしており、小さくてつまみにくい形をしています。そのためケースに入れる時、うっかり手が滑ってイヤホンを落とすことは珍しいことではありません。慎重に入れていても、人混みなら誰かにあたって手からイヤホンが滑り落ちるというのはよく失敗談として聞きます。
これがホームで電車を待っている時だったり、電車から降りる時だったりすれば、線路内にイヤホンが落下してしまうのも容易に想像がつきます。イヤホンをケースから出すとき、入れるときはできるだけ人混みを避け、手元が安定する場所を選ぶ必要があります。
落ちにくいはずのAirPodsですが、上記のような弱点があるのは確かです。しかしこれらを押さえておけば、落とすリスクを低減させることはできるでしょう。