Apple Watch Series 4から機能としては存在しているものの、日本のユーザーが使えない状態が続いているのが「心電図機能」です。Appleは各国の医療機器の規制に適合するように手続きを進めているのですが、日本での手続きはまだ完了していないためためだと考えられます。この心電図機能、いつ使えるようになるのでしょうか。
台湾ではiOS 14.3で
iOS 14.2のリリース時、韓国とロシアでApple Watchの心電図機能が解放されたのに続き、今週公開予定のiOS 14.3では台湾でも使えるようになるとAppleが公式にアナウンスしています。Appleは Apple Watchで心電図機能が当該地域で使えるようになる場合、事前に公表することが多くなっており、台湾の例もその一つになっています。
Appleが公式にiOS 14.3で台湾で利用可能になることを発表したことは、このタイミングで日本で使えるようにならないということが事実上確定したといっていいでしょう。Appleによる日本での手続きはある程度進んでいるのは確実であり、いずれ使えるようになるとは考えられているのですが、もう少し時間がかかるようです。
iOS 14.4はいつ公開?
心電図機能の地域ごとの開放はiOS(watchOS)の更新のタイミングで行われることが多く、日本で次に使えるようになるとすれば次のiOS 14.4からとなるのかもしれません。iOSの更新は更新タイミングがだいたい固定されており、年末の更新(iOS 14.3)の次の大きなアップデート(今回はiOS 14.4)は3月末頃となるのが通常です。
そのため日本で心電図機能が解放される一つのタイミングとして3月末というのが第一候補になるでしょう。もちろんiOS 14.3.1やiOS 14.3.2といったマイナーアップデートで追加される可能性もあるのですが、やはり第一候補は「早くて3月末になる」のではないでしょうか。